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スパイダーマンは誰でもいいのか [映画ア行]

『アメイジング・スパイダーマン』

にしても、あれだけ世界中で稼ぎまくったサム・ライミ版『スパイダーマン』3部作の、完結篇から僅か5年でリブート版を作らにゃならん理由はなんなのだ?
興行的また批評的に失敗したというならともかく、シリーズ物としちゃあ大成功を収めてるんだから、今回のマーベル及びソニー・ピクチャーズのやり方は、サム・ライミに対して失礼だと俺は思うが。

スタッフ・キャストを一新させてるということは、サム・ライミ版の臭みを払拭するのが狙いだったのか。
トビー・マグワイアはいかにも草食系かつオタクな印象があり、そんな主人公がめちゃ可愛い彼女をゲットするのも不自然ということで、キルステン・ダンストのMJとなるんだろう。
いやキルステンはとても奇麗に映る作品もあるんだから、『スパイダーマン』シリーズの「美人だかどうだか微妙なんだが、変にそそられる」キャラは、彼女の役作りの成果といえるのかも。

またピーターも毎回いろんなことで悩んでたしね。オタクっぽいし、けっこうウジウジ悩むし、ヒーローとしてそれはどうなんだと、映画会社の上層部も疑問を呈したのかもしれない。

でもって今回のキャスティングとなるわけだが、ピーター・パーカーを演じるのは、全方位的に無難な個性のアンドリュー・ガーフィールド。
MJに代わる彼女キャラのグウェン・ステイシーを演じるのが、髪をブロンドに可愛くまとめたエマ・ストーン。
主役ふたりのとっつき易さは格段に上がっただろう。

そして僅か5年でのリブートにも関わらず、あまり反感も持たれず、興行も成功を収めたとなれば、要はピーター・パーカーを誰が演じるのかが重要ではなく、スパイダーマンのコスチューム着て、ビルの谷間を飛び回るような場面があれば、ファンは文句を言わないってことか。
ではスパイダーマンとしてどこまで許容されるのか、考えてみる。

ピーター・パーカーが黒人少年でもOKなのか?
例えばウィル・スミスの息子に主演させてみるとか。トビー・マグワイアもアンドリュー・ガーフィールドも、20代後半で高校生を演じてたわけだが、ジェイデン・スミスは今年まだ14才だからね。歳をさば読む必要もない。
そういう話が持ち上がってもおかしくないと思うのは、ウィル・スミスは『ハンコック』でヒーローものを演じてる位にアメコミに憧れはあるだろうし、彼はソニー・ピクチャーズと専属契約を結んでる。
同じ会社でやってることだから、息子を推薦するってこともあり得る。

ピーター・パーカーが太ってたら?
『マネーボール』で好演したジョナ・ヒルに演じさせて、体重ありすぎて、たまに糸が切れて落下することもある、そんな『スパイダーデブ』も見てみたい気がするぞ。
「太っててもスパイダーマンになれる!」と勇気を与えることができるんじゃないか?俺とかに。

ピーター・パーカーが日本人だったら?
いろんなもん演じてるカメレオン俳優の松山ケンイチが主役になるのか。いや日本でスパイダーマン大好きといえば中村獅童だから「俺に演らせろ」ってことになるだろう。
だが松ケンも獅童も高校生には見えんわな。『愛と誠』じゃないんだから。
キャラの性格に照らし合わせて、濱田岳とかいいんじゃないか?

スパイダーマンが女でも成立するのか?
蜘蛛っていうのは、そもそも女郎蜘蛛なんて名があるくらい、女性をイメージさせると思うんだよな。
『蜘蛛女』って映画もあったし。いやあれは比喩だよ比喩。
それに「スパイダーガール」のコスチュームとか想像するとちょっとエロい。
あのキメのポーズのM字開脚も勿論やってもらう。
ここはひとつ美少女アナソフィア・ロブに、ひと肌脱いでもらいましょう。
「サメに食われた後にクモになるのなんてイヤよ!」と拒否られるかもだが。

映画自体つまらないわけではなかったし、『スパイダーマン青春白書』みたいなノリで、これはこれでアリと思ったんだが、見せ場そのものは、CG主体でサム・ライミ版との差異も感じられない。
最近にない大役に抜擢されたリース・イーヴァンズ演じるコナーズ博士が、自らの失った片腕を再生させるために、爬虫類の細胞蘇生能力を使った血清を打った副作用で、ほぼトカゲになってしまうわけだが、その悪玉キャラ「リザード」とスパイダーマンの格闘は、どんなに派手に見せても「でもCGじゃん」と思ってしまうし、こういうのは俺にはもう退屈なのだ。

俺にとって唯一の胸熱シーンだったのは、あの何本ものクレーンのサポート場面だな。
そのクレーン車を率いてたのがC・トーマス・ハウエルってのがよかった。
この役者自身久々に目にしたんだが、彼のデビュー作はあの『E.T.』だった。その時はBMXを駆る悪ガキの一団を率いるリーダー格を演じてて、最初はエリオット少年をイジメるような役回りだったが、あのクライマックスで、エリオットの逃亡をサポートする男気を見せてた。
まさにあのデビュー作の再現のような今回の役だったのだ。白髪まじりで随分と渋くなってたが。





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