クイーン、リアルタイム世代に嬉しいライヴ [音楽&ライヴ映画]

クイーンの8作目のアルバム『ザ・ゲーム』が初めて全米アルバムチャートの1位を飾り、累計400万枚を超す大成功を収めた直後の、1981年モントリオールでのライヴを収めたフィルムの原盤が見つかった。
それをブライアン・メイの監修の元、フィルムのひとコマひとコマをチェックし、キズやノイズを修復、音をデジタル・リマスタリングし直したのが、
『QUEEN ROCK MONTREAL cinesound ver.』

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俺は昨年の春に、横浜のブルク13というシネコンに見に行った。この時の上映には気合が入っていて、このシネコンで2番目に大きなキャパの劇場を使い、そのスクリーンの両サイドに、専用の大口径スピーカを配置してた。画面に映し出されるライヴの映像は30年近くも前のものとは到底思えない、ピッカピカにクリアーなもので、音質も文句なし。
彼らが世界的なブレイクを果たし、一番ノッてる時期のパフォーマンスが見られるし、なによりセットリストがいい。

俺のようなオヤジ世代は、クイーンというと、73年の1st『戦慄の王女』にリアルタイムに衝撃食らってる。
1曲目の『炎のロックンロール』に「カッチョい〜い!」となってハマッてったわけだ。
一番繰り返し聴いたのは3作目の『シアー・ハート・アタック』で、自分の部屋で何度も聴き、友達んとこで一緒になって聴き、放課後に学校の視聴覚室に持ち込んで聴きって感じだった。
洋楽聴いてた奴はみんな持ってたアルバムだった。
だから後年CMなんかで使われるようになった80年代以降の曲より、初期の曲に思い入れが強い。


このライヴは81年のものだから、クイーン第一世代が盛り上がれる曲が、セットリストに入ってる訳だ。
俺的には『ナウ・アイム・ヒア』『炎のロックンロール』それからアンコールでの『シアー・ハート・アタック』にシビれた。バラードもいいね。
『セイヴ・ミー』とか「いい曲だよなぁ」としみ〜じみ聴き惚れてしまったよ。

フレディに関しては俺は貴公子時代の方が馴染みがあるが、このライヴは口ひげマッチョ時代に入って間もなく位じゃないかな。
熱唱するフレディのアップを眺めてると、今更ながらアゴの口径が大きいね。
この大きさがあの声量を生んでるんだなと納得。

ライヴの内容も映画自体のクォリティも大満足のレベルだったんだが、ひとつだけ残念なことが。
俺が見に行った晩は、400席強のキャパに、俺を含めて5人!しかいなかった。勿体なさすぎ!
案の定、翌週には小さなキャパの方に変えられ、スピーカも撤去したというから、早めに行っといてよかった。

今年クイーン結成40周年、フレディ没後20周年のメモリアル・イヤーということで、11月19日(土)から、同じブルク13で再上映される。
俺の時は違ったが、今回はスタンディングOKだそうなんで、熱烈なファンでなくとも、昔クイーン聴いたよなあ、なんて人も足を向けてみては?
ライヴ映画はなるべく大勢で盛り上がれた方がいいよね。

2011年9月18日

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